「サーバント」―つまり「奉仕」こそがリーダーシップの本質

「リーダーシップ」と「サーバント(奉仕)」という、一見すると矛盾しそうな2つの概念の組み合わせ。
サーバントリーダーシップによると、これこそがリーダーシップの本質なのだという。

リーダーシップというと、不確実な未来をだれよりも早く見通し、分かりやすい道を他人に示すというイメージがあるが、
そのような先見性、深い洞察力とコミュニケーション力を持つだけでは、不十分であるというのが著者の説。

では、サーバントとしての性質を身につけるにはどうすればよいか?
その答えのヒントになりそうな文章があったので引用しておく。

そもそもサーバントである人は、他人にとって優先順位の高いものがその人に与えられているかどうかを気づかう

この言葉は「ピラミッドを逆さまにせよ」とか、「縁の下の力持ち」とかいうありきたりで抽象的な言葉に比べて、
リーダーシップを身につけるための思考特性について具体的に書かれていて分かりやすい。

そして、実際にサーバントリーダーシップが発揮されているかどうかを判断するための質問が以下。

「奉仕されている人々は、人間として成長しているか」

「奉仕されることで、彼らはより健康になり、より賢くて自由で、
自立した存在となって、自分自身もサーバントに近い存在になっているだろうか」

そして、「社会の中で最も権力のない人々に与える影響はどのようになっているのか」
「彼らは恩恵を受けているか。少なくとも、これ以上何かを奪われるような目に遭わないだろうか」

「奉仕されている人々」というのがイメージしにくれれば、この部分を「組織で働く人々は」と読み替えてもいいかもしれない。

この質問を常日頃から、自分自身に投げかけることにしたいと思う。

5 月 12, 2009   Posted in: 読書

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